産後 栄養 わかめ

産後 栄養 わかめ

 

産後 栄養

■産後のサポートを受けるって結構大変

 

私が助産師として働いていた時のお話です。

 

出産を終えて、退院が近くなってくるお母さんたちに、退院後の生活の指導と、相談を受ける時間があります。

 

ほとんどの方が里帰り出産をし、産後は実家で1〜2ヶ月過ごす、というのが一般的。

 

私たち助産師は、必ず「産後のサポートはある?」と聞きます。

 

里帰りをすると言っても、出産する世代のお母さん(おばあちゃん)は、まだまだ働いている方も多いです。

 

「里帰りはするけど、母は仕事があるので日中は赤ちゃんと2人です。」と言う方がすごく多く感じていました。

 

なかには里帰り期間中、仕事時間を短くしたり、出勤日を減らしたりと、仕事の都合をつけてくれるおばあちゃんもいるようです。

 

しかし、多くの人は産後1ヶ月の、お母さんの身体の回復にとって重要な期間、十分なサポートを得られていないんじゃないかなぁと感じていました。

 

昼間は赤ちゃんと2人じゃ、昼食も自分で作らなければなりませんよね。

 

産後の食事は、お母さんの身体の回復にとっても、赤ちゃんへの母乳にとっても、とても重要です。

 

赤ちゃんと2人で、昼夜問わず授乳し寝不足のお母さんに、凝った料理を作る余裕なんてないでしょう。

 

そこで気になったのが、少し前に出産された芸能人の小雪さんのお話です。

 

小雪さんは韓国で出産され、産後2〜3週間を「産後調理院」という施設で療養されたそうです。

 

産後のケアが充実しており、韓国ではこのサービスはポピュラーなようで、ソウルにはこのような施設が300件ほどあるそうです!

 

小雪さんも絶賛していた産後ケアの施設。家族のサポートが十分に受けられない人にはこんなに嬉しい施設はないですよね。

 

そんなサービスが日本にも増えたらいいなぁと思いながら、私はもう一つ気になることを発見しました。

 

韓国の方は、産後1ヶ月毎日ワカメスープを飲むそうです。

 

産後 栄養

 

■韓国では産後1ヶ月ワカメスープを飲む!?

 

韓国の方はワカメと言えば「お産」や「誕生日」を思い浮かべるそうです。

 

韓国では、産後1ヶ月の間は毎日ワカメスープを飲みます。

 

そして誕生日にもワカメスープを飲むそうです。

 

日本でも有名なユンソナさんも、産後毎日ワカメスープを飲んでおり、韓国では大昔からの伝統的な食習慣だとブログで書いています。

 

小雪さんが過ごされた施設でも、ワカメスープはいつも食事にでていたそうですよ。

 

 

■ワカメの効能って?

 

ワカメには、ヨード、カルシウム、リン、鉄分、ビタミンA、ビタミンB2と豊富な栄養素が含まれています。

 

産後 栄養

 

これらの栄養素によって、身体の機能を正常に回復させてくれます。

 

お産は、全治2ヶ月の病気と一緒と言われるほど、身体に負担のかかる出来事です。

 

そのため、韓国では栄養満点のワカメスープを毎日摂って、産後のスムーズな回復を目指しているんですね。

 

詳しい効能として、ワカメに含まれるヨードは、血液をサラサラにする効果があります。

 

そのことで、母乳の分泌をよくしたり、産後の浮腫みを解消・予防したりする効果があります。

 

また、骨作りに役立つカルシウムは授乳期に大切な栄養素です。

 

そしてワカメにはカルシウムの吸収を助けるリンも豊富に含まれています。

 

母乳を通して赤ちゃんにカルシウムが送られるため、母体のカルシウムは不足しがちです。

 

たくさん子どもを産んでいるお母さんは歯がボロボロになっているということはよくあることです。

 

それくらい、カルシウムは赤ちゃんへ優先的に送られるので、お母さんはカルシウムをしっかり摂取する必要があります。

 

産後 栄養

 

さらに、ヨードとカルシウムには、精神安定作用があり、自律神経を整える作用もあります。

 

産後ホルモンバランスの変化や生活の変化で気分が沈み、マタニティブルーや産後鬱を発症する方も少なくありません。

 

それらの予防にもなります。

 

ワカメに含まれる鉄分は出産時の出血による貧血の改善に役立ちます。

 

産後1ヶ月ほどは、子宮が妊娠前の状態に戻るために収縮し、それに伴う出血(悪露といいます)が続きます。

 

母乳も血液から作られるため、ほうっておくと母体の貧血はどんどん進行し、良質な母乳が作られなくなります。

 

それを防ぐためにも、鉄分をしっかりとる必要があります。

 

また、ワカメには食物繊維も豊富に含まれており、便秘予防にも効果的です。

 

産後は会陰部に傷ができていたり、後陣痛でお腹が痛かったりと、腹圧をかけにくい状態になり、さらに母乳で水分をとられるため母体内が水分不足になり、便秘になる方が多いです。

 

ワカメはお母さんの産後の身体の様々なトラブルの解消・予防につながる栄養素が豊富に含まれた食べ物といえますね。

 

産後 栄養

 

■ワカメの取り入れ方

 

韓国では毎日、毎食でもワカメスープを食べるそうです。

 

スープにすると身体も温められるし、調理も簡単だし手軽に摂れますね。

 

でもさすがに毎日だと飽きてしまいそうです。

 

ワカメは幸いいろんな料理に活用できる食材です。

 

味噌汁、酢の物、サラダ、ナムル、炒め物、おにぎりに混ぜてもおいしいですね。

 

ワカメ・レシピで検索するとびっくりするくらいたくさんレシピが出てきました。

 

赤ちゃんと2人の時の食事には手軽なスープや、作り置きの聞く酢の物やナムルなどでワカメを摂り、夕食は少し凝ったものをおばあちゃんに作ってもらってはいかがでしょうか?