産後 栄養 豆乳

産後 栄養

 

■母乳で育てたいお母さんには悩みがいっぱい!

 

助産師をしていた時、産後に相談を受けることで1番多かったことが、母乳についてです。

 

多くのお母さんたちは、「赤ちゃんはできるだけ母乳で育てたい」と言っていました。

 

母乳栄養のメリットはたくさんあり、世界中で母乳育児が推奨されています。

 

これから出産を控えている妊婦さんも、「母乳で育てたい!」と思っている人は多いのではないでしょうか。

 

よく相談を受けたことが、「母乳をあげているときに自分が食べた物で、子どもがアレルギーの病気になってしまうというのは本当ですか?」ということです。

 

「母乳の間は卵や牛乳は避けた方がいいですか?」「授乳中の食事で子どもがアトピーや喘息になると聞きます。どんな食べ物を食べていたらいいですか?」など。

 

大切な赤ちゃんが心配なお気持ちはすごくよくわかります。

 

ネットで検索をかけると、いろんな情報がありますよね。

 

お母さんたちが、どれが本当かわからないと悩んでしまうのも、仕方ないですね。

 

私は、お母さんたちから産後の食べ物について質問を受けると、決まって同じことを言っていました。

 

「アレルギーになるならないは、関係ないと言われていますよ。この食品がいい!という万能な食品はありません。偏った食事をすることが問題ですよ。」と。

 

でもこのようなぼんやりした回答だと、お母さんはモヤモヤが残る顔をします。

 

そこで、何品か、おすすめの食品を紹介するようにしています。

 

私は、牛乳に過敏になっているお母さんには、豆乳をおすすめするようにしています。

 

 

■牛乳と豆乳

 

乳幼児のアレルギーとして・・・卵に次いで、2番目に多いのが乳製品アレルギーです。

 

メジャーなアレルゲンなだけに、お母さんは過敏になってしまいますよね。

 

しかし牛乳はカルシウムを豊富に含んでおり、育ちざかりの子どもには積極的に摂らせてあげたい食品でもあります。

 

もちろん授乳中の赤ちゃんもしっかりカルシウムを摂取することが望ましいので、牛乳は摂ってもらっても良いです。

 

しかし、牛乳は脂肪分も多いため、摂りすぎると脂肪分を摂りすぎることとなり、母乳も高脂肪の状態となってしまいます。

 

高脂肪の母乳は本来の母乳よりも濃度が高く、いわばドロドロの状態です。

 

そうなると赤ちゃんがうまく哺乳することができずに、母乳が残り、結果・・・乳腺を詰まらせて乳腺炎になってしまう危険性があります。

 

産後 栄養

 

そこで牛乳の代わりのものとしておすすめしているのが、豆乳です。

 

豆乳は牛乳に比べて低脂肪で、そのうえ高たんぱくで栄養分も抜群です。

 

豆乳には血中のコレステロールを下げる作用があり、血液をサラサラにします。

 

そうなることで、母乳の濃度も上がらず、乳腺炎のリスクを減らしてくれることになります。

 

この点が、牛乳と豆乳の大きな違いと言えるのではないでしょうか。

 

 

■豆乳の効能

 

先ほど述べた以外にも、豆乳には嬉しい効能がたくさんあります。

 

豆乳はイソフラボンが豊富に含まれており、このイソフラボンの効果で母乳の分泌量がアップします。

 

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イソフラボンには、乳腺の発達を活発にするエストロゲンと同じ作用があるため、母乳量を増やす効果があります。

 

そして、良質なたんぱく質が豊富に含まれており、カルシウムも含まれますので、母乳の質を良くしてくれます。

 

豆乳の大豆たんぱくの作用として、基礎代謝が上昇し、太りにくく痩せやすい身体を作る作用があります。

 

たんぱく質は身体を作る原材料のため、たんぱく質が豊富な豆乳を摂ることで、産後のダイエットにも役立ちます。

 

また、豆乳に含まれるオリゴ糖は腸内細菌を活性化させ、便秘予防にも役立ちます。

 

産後は授乳によっておこる水分不足、不規則な生活によって便秘になる方が多いので、嬉しい作用ですね。

 

 

■豆乳の取り入れ方

 

嬉しい効果がたくさんある豆乳ですが、イソフラボンの過剰摂取によって子宮内膜増殖証の発症リスクが上昇するという、研究結果があるようです。

 

産後 栄養

 

したがって、水分摂取を豆乳でする、などという極端な使用方法はおすすめできません。

 

1日コップ1〜2杯を目安とした摂取をおすすめします。

 

また、豆乳は少し臭みもあるため、苦手な人もいるかと思います。

 

その場合は、スイーツ作りに使う、料理に使うという、摂り方がおすすめです。

 

産後の疲れから、無性に甘いものが食べたくなる場合もあります。

 

スイーツ等は乳腺炎になるからダメ!と言われる場合もありますが、私は気分転換に少し食べる程度ならなんともないと考えています。

 

むしろ、ストレス解消にもなるため、ドカ食いすることがなければ食べてもらってよいと思います。

 

スイーツも自分で作るとカロリーは控えめにすることもできます。

 

産後そんな余裕がないと思われる方も、気分転換を兼ねて、豆乳スイーツ作ってみてはいかがでしょうか。