産後 栄養 味噌

■味噌汁って体にいいんだ!

 

産後 栄養

日本人なら誰もが食べたことのある味噌汁。

 

私は和食より洋食が好きなので、味噌汁は好きでも嫌いでもありません。

 

就職し一人暮らしを始め、職員寮に入っていた私は、同期の友人と一緒に夕食をとることが多かったです。

 

そんな友人が作ってくれた味噌汁。

 

ろくに自炊していなかったので、久しぶりに出会う味噌汁はほっとしました。

 

しかし、その友人は具だけ食べて味噌汁をほとんど飲んでいません。

 

なんで?と問うと友人は「私にとって味噌汁は、ラーメンの汁と同じようなもの。少しは飲むけど、全部は飲まないの。」と。

 

びっくりしましたけど、「塩分も気になるし」という友人の話に『確かに』と納得させられてしまいました。

 

家族みんなが高血圧で、自身も高血圧気味だった私は、それ以来、友人にならって味噌汁は全部飲まないようになりました。

 

それから数年たち、結婚し義両親と食事をしていたとき。

 

お義母さんが味噌汁を作ってくれましたが、いつも通り味噌汁を残していると、「味噌汁嫌いなの?」とお義母さんに聞かれました。

 

わけを話すとお義母さんは笑って、「味噌汁は体にいいのよ。味噌は医者要らずって昔から言ってね。産後はお乳を出すためにも味噌汁をしっかり飲んだりするものよ。」と教えてくれました。

 

そんな効果があるの!?とびっくりしました。

 

その時妊娠中だった私は、いつも以上に塩分に敏感になり、味噌汁を避けていました。

 

そんなに味噌汁っていいのかな、と気になり調べてみました。

 

 

■味噌汁はスーパーフード!?

 

味噌汁について調べてみると、たくさんの研究がされていることがわかりました。

 

産後 栄養

 

まず癌のリスクを下げること。

 

「1日3杯以上の味噌汁で乳癌の発生率が40%減少する」という結果が厚生労働省の研究で分かっています。

 

次に、生活習慣病のリスクを下げること。

 

「味噌は脳卒中や認知症、心臓疾患などの発症を低下させる(大妻女子大学)」ことや「糖尿病の改善が期待される(女子栄養大学)」という研究結果が出ていました。

 

そして、老化を予防する「発行によって味噌に老化制御機能が生まれる(東京農業大学)」や「味噌は熟成家庭で抗酸化力を高める物質が生まれる(大妻女子大学)」という研究結果もあります。

 

その他にも、「味噌には血圧低下作用をもつ物質がある」「味噌には美白効果がある」という研究結果が食品総合研究所より発表されていました。

 

味噌は発酵食品で、発酵菌の働きが加わることで、栄養素が高まり、身体で消化・吸収しやすいものになります。

 

そのため、健康維持のために味噌汁を日常的に取り入れている人も多く、芸能人では女優の天海祐希さんやモデルの平子理沙さんが味噌汁を摂るようにしていると言っています。

 

 

■味噌の効能

 

味噌は大豆から作られ、豊富なたんぱく質を含んでいます。

 

大豆を発酵させることによってアミノ酸やビタミン類が多量に生成され、大豆のときよりも優れた栄養価となります。

 

産後 栄養

 

ビタミンB1、B2、B12、E、葉酸、ナトリウムやカリウム、カルシウム、コリン、レシチン、イソフラボン、鉄、亜鉛、不飽和脂肪酸、食物繊維などたくさんの栄養素が含まれています。

 

たくさんの栄養素が含まれているので、今回はお義母さんの言葉にあった「お乳を出すために味噌汁を飲む」ということの根拠を探りながら説明します。

 

まず1番にたんぱく質。たんぱく質は身体づくりに必須の栄養素です。

 

たんぱく質をしっかり摂取することで筋力や体力をつけることができます。

 

産後の体力の回復に役立ちます。

 

またレシチンともに、コレステロール値を低下させる効能もあり、血液をサラサラにし、身体の血の巡りを良くします。

 

母乳は血液からできているため、血の巡りが良くなると良質な母乳がしっかり作られることになります。

 

このことから、母乳を出すために昔から味噌汁を飲むようにしていたのかもしれません。

 

産後 栄養

 

また、ビタミンB12には造血作用があり、鉄も含まれているため、産後貧血になりやすいお母さんの身体には嬉しい効能です。

 

妊娠中から体内では、赤ちゃんに送るため血液量を増やしますが、赤血球の生成が間に合わず血液が薄くなり、貧血になりやすくなっています。

 

それに加えて出産時の出血や産後の出血、授乳によって貧血は進行しやすくなります。

 

貧血状態だと良質な母乳が作られないだけでなく、母乳の分泌量自体が減ってしまうこともあります。

 

この点からも、貧血改善効果のある味噌は母乳に良いとされるのでしょうね。

 

また、ビタミンEやイソフラボンの働きで老化防止効果があり、疲れやホルモン変化で肌や髪の毛がボロボロになりやすいお母さんの美容にも効果があると言えます。

 

 

■味噌汁の摂り方

 

味噌にたくさんの栄養素が含まれていることはわかりました。

 

でもやっぱり気になるのが塩分です。

 

味噌自体に塩分は多くても、味噌汁として摂取すると案外塩分量は少なくすむことがわかりました。

 

味噌汁1杯150ml程度を摂取した場合の塩分摂取量は1.2〜1.5g前後のようです。

 

産後 栄養

 

女性の1日の塩分摂取量の目安は7gまで。

 

味噌汁にしてしまうと、そんなに多くないようです。

 

また、高血圧の原因になる塩分(ナトリウム)の過剰摂取は、同時にナトリウムを排出するカリウムを摂取するとナトリウムの排出が促されます。

 

カリウムは緑黄色野菜やイモ類、ワカメなどに含まれているので、具材として使用すると効果的です。

 

最近は減塩味噌も多く見かけるようになりました。

 

気になる方は減塩味噌を使用するのも良いですね。

 

私も過剰に塩分を気にするのではなく、栄養面を考え、今後はしっかり味噌汁を飲むようにしたいと思います。